屋根改修工事ROOF
SLATE ROOF
スレート屋根改修工事
・スレート屋根材の特徴
瓦に比べて軽量な屋根材として、現在多くの住宅でスタンダード装備されています。材質はセメントが主成分となっており、強固ではありますが屋根材自体に防水性がないので、塗装工事によって防水機能を保つことが非常に重要です。防水機能の低下があると、屋根材自体の劣化が進み、ひび割れや反りなどの症状が発生します。
・改修目安
7~10年:塗装工事目安 15年~:上葺き工事
・改修方法
塗装工事
築年数の浅い住宅なら塗装工事での改修がおすすめです。屋根材にひび割れがある場合でも少々のものなら補修と塗装で対応可能です。
BEFORE スレート屋根
AFTER 水谷ペイント「カスタムシリコン」塗布
□工程
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①施工前
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②高圧洗浄
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③鉄部・木部補修
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④下塗り
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⑤縁切り
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⑥中塗り
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⑦上塗り
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⑧完成
塗装工事で大切なのは最初の洗浄と補修です。比較的築年数の浅い住宅では、屋根材にカビやコケなども付着しておらず、ひび割れや鉄部のさびなども少ないですが、10年を超える住宅では多く発生しています。丁寧な洗浄や補修を行うことで施工不良を防ぎます。また、塗装工程は外壁と同様に3回塗りを基本としています。下塗り時には縁切りといって屋根材の間にタスペーサーを差し込み、屋根材同士が塗料でくっつかないように隙間を作ります。
上葺き工事(カバー工法)
既存の屋根に新たな屋根を重ねて葺く工法が上葺工事です。短い工期と高い耐久性が魅力の工法です。
BEFORE スレート屋根
AFTER スカイメタルルーフ(ウッド)
□工程
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①施工前
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②既存棟板金の撤去
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③防水シートの上貼り
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④軒先唐草・ケラバの設置
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⑤本体取り付け
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⑥抜き板取り付け
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⑦棟板金の設置
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⑧完成
上葺き工事では既存の屋根材の上に、新たに防水シートを貼り、屋根材を重ねて葺きます。既存屋根を撤去しないため工期も短く、防水シートの上貼りがあるため、新築時に近い耐久性を屋根にもたらす事ができます。新しく重ねる屋根材はジンカリウム鋼板という材質の金属屋根材が多く用いられます。金属屋根材はとても軽量なため、屋根の重量が上がる心配はありません。
葺き替え工事
葺き替え工事は既存の屋根材を撤去し、新たな屋根材を葺く工事です。上葺工事よりも工期と費用は掛かりますが、屋根の下地部分などの構造の状態を確認できるため、最適な工事が可能です。
BEFORE スレート屋根
AFTER スカイメタルルーフ(ウッド)
□工程
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①施工前
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②既存屋根材の撤去
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③野地板・防水シート貼り
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④軒先唐草・ケラバの設置
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⑤本体取り付け
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⑥抜き板取り付け
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⑦棟板金の設置
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⑧完成
上葺工事とは最初の工程が異なります。葺き替え工事では屋根材の役物だけではなく本体も撤去し、元の下地の上に新たに下地からやり直していきます。そのため、より適切で耐久性向上につながる工事のご提供が可能です。