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暑い夏が来る前に遮熱塗料について

2023.7.1リフォームのコト

今年も暑くなりそうです!

今年の梅雨はあまり雨が降らない空梅雨でした。しかし、じめじめと蒸し暑い6月をすごしていると早くも7月を迎え、じめじめがぎらぎらに変わりつつあります。暑い夏を少しでも快適に過ごすために遮熱塗料はいかがでしょうか。

遮熱と断熱?

遮熱という言葉と一緒によく耳にする言葉に「断熱」があります。日常的な使用は断熱の方が一般的かもしれません。遮熱と断熱、似たような言葉でも意味は少し違います。遮熱塗料のお話の前にこの二つの言葉の違いについて少しお話いたします。

遮熱

遮熱とは熱を「遮」ることを意味します。熱をもたらす太陽光などを遮ることで暑さを緩和する物や効果を持つものに遮熱という言葉があてられます。直接的に太陽光を遮るようなオーニングやシェード、赤外線を反射させるものが一般的に遮熱効果を持つものとされています。遮熱塗料は後者に該当し、赤外線反射効果がある塗料ということになります。

断熱

断熱は熱移動を「断」つことを意味します。熱は熱い方から冷たい方へ流れて混ざり合う性質があります。断熱効果で熱移動を断つことで、熱い空気が室内の冷たい空気に影響を及ぼすことや、温かい飲み物が冷えてしまうことを防いでいます。住宅では断熱材として壁面や天井、床下に用いられているほか、ハニカムスクリーンのように室内に設置する設備も断熱効果を持つものです。日常的に使用してるものでは魔法瓶やタンブラーのような、保温・保冷機能がこの断熱効果によるものです。

遮熱と断熱の違い

住宅業界において遮熱と断熱を区別する際には次のような意味合いによるものです。

遮熱は・・・熱を遮断(反射)し、室内に入れないこと

断熱は・・・熱(冷気)の移動を断つ(緩和する)こと

遮熱は熱をカットすることを目的とし主に室外の設備が持つ効果です。反対に断熱は熱の移動を室内で留めるため、内部設備の持つ効果として用いられます。この比較で重要な点は、遮熱は「熱」に対する作用ですが、断熱は「熱」と「冷気」に対する作用ということです。そのため、遮熱は主に夏に用いられる表現であり、断熱は夏冬どちらにも用いられる表現です。

赤外線は物質に吸収されるときに熱へと変換される!?

赤外線は物質に入射すると、「透過」「吸収」「反射」という3つの反応を返します。その中で熱を生むのが吸収された赤外線です。赤外線は吸収された部分の物質が持つ分子を振動させます。その振動が熱エネルギーを生み、振動数が大きくなるにつれて熱の温度が上がっていくという仕組みです。赤外線を反射した場合には物体に熱が生まれません。そのため、赤外線をいかに効率良く反射できるかということが暑さの緩和にとても重要であることが分かります。

遮熱塗料とはどのような塗料のコト?

遮熱塗料は太陽光に含まれる赤外線を反射する効果を持った塗料のことです。屋根塗料としての利用以外にも、外壁塗料や車用塗料など別の分野でも用いられており、技術発展が著しいジャンルです。

上述したように太陽光が物質に吸収されると、その赤外線が熱を生みます。遮熱塗料は特殊な顔料を用いることで赤外線を効率よく反射することができます。赤外線の吸収を妨げることで、屋根の温度上昇を抑え、室内へ熱気が入り込むことの抑制につながるというものです。

遮熱塗料を選ぶ際の注意点

メリットの多い遮熱塗料ですが、一つ気をつけなくてはならない点があります。それは太陽光の反射率が塗料の色に応じて変わるという点です。白色は光を反射し、黒色は吸収するという決まりの通り、遮熱塗料も明るい色を選ぶと反射効率が上がり、温度を下げることができますが、暗い色では反射効率が下がり、温度が高くなってしまいます。そのため、屋根の色を選ぶ際に制限が出てきます。

イーグル建創がおススメする遮熱塗料は「アレスクール」

イーグル建創がおすすめする遮熱塗料は関西ペイント販売株式会社の「アレスクール」です。アレスクールは遮熱塗料としての性能はもちろんですが、豊富な種類で様々な素材の塗装に適している点がとても魅力的です。

アレスクールの遮熱は独自工法の「Wブロック効果」によるものです。これは赤外線を効率よく反射する顔料を配合した塗料を下塗り・上塗りと二段階で塗布することによって、上塗りの遮熱塗料を通過した赤外線も下塗りでしっかりブロックするというものです。

アレスクールをデータで見る

アレスクールが遮熱塗料としてどのような効果があるか、これはやはりデータを見る以外に他ありません。実際の効果をについて関西ペイント販売株式会社のデータで見ていきたいと思います。

1、表面温度のサーモグラフィー試験

一般の屋根塗料とされスクールを塗り分けた屋根にハロゲンランプを照射し、その表面温度をサーモグラフィーによって測定した結果、「約14度」の違いがみられました。この実験で用いられた塗料はコーヒーブラウン色のもので、色が濃く、日射反射率が高くありません。選択する色によってはさらなる効果を期待することができます。

2、分光反射率

分光反射率とはその物体がどの波長の光を反射するかというものです。そしてその反射した光が色として人間の目に映ります。赤色のリンゴは700nmより上の赤色の光を良く反射するため、固有の色として赤色に見えるのです。

さて分光反射率は可視光の先、赤外領域と呼ばれる「目に見えない光」の波長も計測します。熱を生み出す赤外線や劣化原因物質を生む紫外線はこの赤外領域に含まれています。下記のグラフでは一般塗料とアレスクールが、可視光と赤外領域の光に対してどのような反射率を持つかを表したものです。アレスクールが赤外線の含まれる赤外領域に対して高い反射率を持っていることがよくわかります。

3、アレスクールは家計と地球に優しい

遮熱効果は家に住む人だけではなく家計や地球にも優しいものです。ヒーローと一緒です。室内の温度が例年よりも低く抑えられることでエアコン使用量の削減を見込むことができます。またそこからCO₂の排出量削減といった二次効果を見込むことができます。

まとめ

年々夏は暑く厳しいものになっています。カーテンや窓など様々な対策を過程で行っていると思いますが「遮熱塗料」を一つの選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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