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膨らむ断熱材「アクアフォーム」

2021.4.26リフォームのコト

本日はお客様から大人気の断熱材「アクアフォーム」についてお話いたします。アクアフォームとは発泡ウレタン断熱材と呼ばれる種類の断熱材です。グラスウールなどのおなじみの断熱材と違い、混合させた2種類の溶剤を施工箇所に吹き付けるとみるみる膨らむため、みっちりと隙間なく断熱材がいきわたります。発砲することで断熱材内部にも空気層が生まれ、アクアフォーム自体の断熱性もさることながら、隙間なくいきわたることで気密性が高まり、大きな断熱効果を生むという点が特徴です。



上記のようにアクアフォームは吹き付けた瞬間から膨らみ、厚みを増します。これは水を含むポリオールという溶剤とイソシアネートという溶剤が噴射時に混合されることで発生する炭酸ガスが発泡剤として機能することで生じる現象です。



ポリオールとイソシアネートの化学反応はウレタンフォームを生成する際に用いられる作用です。ポリオールはエーテルタイプやエステルタイプに大別され、素材によって弾性や伸びなどに違いが生まれます。ウレタンフォームとして最も身近なものは掃除や食器洗いに用いるスポンジです。スポンジといえば泡のように気泡が重なり合った構造をしていることは皆さんご存じだと思います。あのスポンジも実はこの化学反応によって大きく膨れたスポンジの塊を作り、流通サイズにカットし表面に波型を付けるなどの加工を施されたうえで販売をされています。

次にアクアフォームの特徴についてお話します。
アクアフォームの断熱性はスポンジ状の気泡が持つ空気層と素材に対する密着性・気密性により高い効果を発揮します。施工前と施工後の様子は下記のようにあわあわとします。ほかの断熱材は現場で施工箇所に収まるようにカットしてから設置するためどうしても隙間が生じますが、アクアフォームはこれでもかと密着するため隙間もなく、また施工の手間も少ないため工期が短い点も特徴です。

アクアフォームの特徴1 気密性
無数の細かい気泡を持つ硬質ウレタンフォームが施工箇所に密着し、ほかの断熱材では得られない高い気密性を発揮します。そしてその断熱性能はグラスウール10Kと比較し、約40%上回る力を発揮します。
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熱伝導率は熱の伝わりやすさに関する指標です。そのため低いほど熱が伝わりにくいということになります。アクアフォーム施工後と一般断熱材との比較をサーモグラフィーで計測すると、小屋裏で約5℃の室温差が生まれたことが分かりました。
※諸条件によって計測値は変化します。

アクアフォームの特徴2 吸音性
アクアフォームの気泡と気密性は室外の冷気や暖気のみではなく、音の侵入にも効果があります。もちろん防音工事ではないので、アクアフォームの施工で防音室のような家が出来上がるわけではありませんが、一般的なウレタンフォームと比較し、周波数によっては10倍近くの吸音性能を発揮します。屋根裏に施工することで雨の当たる音などを緩和し、ぐっすりと眠ることが出来る静かな夜を過ごすことが出来るかもしれません。

アクアフォームの特徴3 環境性
アクアフォームに用いる素材はシックハウス症候群の原因となる物質を含みません。揮発性有機化合物(VOC)を含む特定建材には指定されていませんので、住む人にとって安心安全な断熱材です。

アクアフォームの特徴4 施工性
アクアフォームは施工性が高く素早い工事ができる点も大きな特徴です。施工箇所の大きさや範囲によっては最短半日で工事が終了します。また、施工の可否や注意点が分かりやすいため、施工中のトラブルに対する心配が少ない点も施工会社とお客様の両方にうれしい利点です。

アクアフォームは断熱性能を上げる手っ取り早い工事です。嬉しい点としは、長期優良認定住宅や省エネ住宅ポイントなどの補助金制度の対象となる断熱工事であることです。そのため、工事代金の削減やポイントの還元によりお客様にお得に提供することが可能です。もちろん期間限定で、これからの制度に関しては分かりませんが断熱性能は現在の家にとって大きな評価基準となるステータスなので、今後も含まれる可能性は非常に大きいといえます。その際は別記事にて制度のご紹介とともにお話し出来たらと思います。

イーグル建創では2016年からこのアクアフォーム工事に取り組んでいます。2017年にはアクアフォームのリフォーム件数が全国NO.1となり、優良施工店としての認定を受けました。断熱工事をご検討中の方がいらっしゃいましたら、一度このアクアフォームをチェックしてみてください。

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