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今年も雪!?降雪対策におすすめのリフォーム工事について

2022.11.30リフォームのコト

雪対策とおすすめリフォーム

今年も年の瀬がいよいよ近づいてきました。

今年もいよいよ寒さも本格的となり、朝晩の冷え込みには身も凍える思いがします。ここ数年はあまり大雪とはならなかった関東ですが、関東地方の今冬の降雪は例年と同等か少し多いくらいとの予報があり、雪害とまでは言わずとも雪がうっすらと積もる日があることでしょう。降雪量は少ない予報といえども油断は禁物。近年は雨風などの他の天候不良が、予報にはない災害クラスのスケールへと急に姿を変えることがあります。降雪に対して住まいと家族を守るために、リフォーム工事でできることをこの記事ではまとめてみました。

雪対策とおすすめリフォーム

住環境における降雪時の注意事項

降り積もる雪は積雪や凍結などにより、怪我や事故を招く原因となります。ここではまず降雪時に住まいの周囲で注意すべき事項についてお話しいたします。

雪対策とおすすめリフォーム

①屋根からの落雪

降雪や積雪時に一番心配しなければならないのは、屋根に積もった雪が地表へとなだれ落ちることによる二次被害です。雪は時間の経過とともに密度が高まることで非常に大きな重量となるため、屋根の高さから落下する際には強烈な衝撃となります。

雪対策とおすすめリフォームこのように大きな重量となった雪が落下することで、周囲には怪我や破損事故のリスクを招くことになります。

②雨樋の破損

雨樋はその形状から雪が溜まりやすく、屋根上の雪から溶け出した水分がさらに加わることで大きな負荷がかかります。雪の重量によっては急な破損を引き起こすことがあり、また屋根からの落雪が引っかかることで壊れることがあります。大屋根から雪が落ちてこなくとも雨樋が雪と一緒に落下してくる可能性もあるので注意が必要です。

③勝手口の積雪

現在の住宅スタイルは庇を大きく設けないスタイリッシュなデザインが多く採用されています。庇がない(または小さい)住宅では扉前に雪が積もる恐れがあります。屋根からの落雪が発生した際には一度に大量の雪が扉に覆いかぶさり、外開きの扉が開かなくなってしまうことがあります。 

④カーポートの破損

カーポートは積雪による損壊被害が多くみられる住宅設備です。カーポートの耐久性の中には積雪強度という基準が設けられており、一般的な積雪強度は20㎝となっています。20㎝の積雪というと関東ではめったにない大雪ですが、東京や神奈川でもカーポートの倒壊は多く起こっています。雪の重さは積もった厚み以上に水分を含むことで増え、さらに屋根からの降雪がカーポートに直撃することで損壊につながる大きな衝撃を受けてしまう可能性があります。カーポートの設置時には周辺の屋根との距離などの環境を加味して適切なタイプを選ぶ必要があります。

リフォーム工事でできる降雪対策

もちろん雪が降ることや積もることを防ぐことはできません。しかし、雪除けや落雪防止の設備を設置することで安全な暮らしを送ることが出来るようになります。

①雪止めの設置

雪止めとは屋根に設置する主に金属性の部材のことです。瓦屋根の場合は瓦自体に雪止め加工がされているものを用います。屋根の軒付近にジグザクと等間隔で設置します。雪止めは文字通り、雪を止める機能があります。雪止めが屋根上で雪を押しとどめることで、屋根下への急な落下を防ぐことが出来ます。日が出て気温が上がると溶け出した雪は水分として雨樋へ流れ、小さくなった雪の塊が少しずつ落下していきます。大きな落下を防ぎ、小さな塊や水分を逃がすことで自己のリスクを防ぎながら、屋根上の雪を減少させていきます。

雪対策とおすすめリフォーム

②庇の設置

ドアや窓の上部に庇を取り付ける工事も実はリフォームで行うことが可能です。エクステリア商品としてLIXILYKKといったメーカーから商品が発売されています。後付となると強度が心配という声もありますが、YKK APの製品では積雪強度が50㎝と高い耐久性を持っています。

雪対策とおすすめリフォーム   写真:YKK AP株式会社

③積雪に強いカーポートの設置

カーポートは形状や脚の本数により積雪強度が変わります。一般的なものは20㎝までの強度ですが、強いものは200㎝の積雪に耐えることが出来ます。また雪の吹き込むような風の強いエリアではサイドパネルを設置することで、お車や地面の凍結防止策とすることが出来ます。カーポートの上に積もった雪は一定の厚みを超えると雪下ろしをするように推奨されています。雪の下ろし方やその位置をイメージし、設置場所と範囲を決めましょう。

雪対策とおすすめリフォーム  写真:YKK AP株式会社 ルシアス

設備工事でできる雪対策は雪が積もる場所をコントロールすることで行います。雪が急に落ちてこないようにし、積もったら困る場所に覆いとなるものを設けることで冬の暮らしが安全で快適なものになります。

今冬の気温と雪予報は?

さて、今冬の雪はどのようになるのでしょう。11月末時点での予報は以下のようになっています。

雪対策とおすすめリフォーム

今年の11月までは例年通りですが、12月から翌年2月までは関東より西部では平均以下の気温となる可能性があります。したがって降雪確率やその量も増えることが想定されます。気温の低下の要因は「ラニーニャ現象」にあるといわれています。ラニーニャ現象とは赤道付近のペルー沖から中部太平洋にかけた海面水温が平均よりも低下し、一年程度続く現象です。この現象により局所的に発生した積乱雲により、中国大陸を通過する偏西風が北に押し上げられます。それにより北からの寒気が入り込むことで、冬の寒さが厳しいものとなります。このラニーニャ現象は年内に終わるといわれていますが、その影響は残り、寒い冬になるとされています。

昨年の東京は一日の最大積雪量は10㎝と交通や移動には障害となる量でしたが、一般的な住宅設備の損壊を招くような多量なものではありませんでした。しかし、ここ10年間で一日の合計積雪量が20㎝を超える年は二度あり、2014年には全国的な大雪の影響でライフラインの障害や死傷者がでる大きな雪害となりました。

何事も注意しすぎて困ることはありません。細心の注意と対策を持って、安心安全な冬を過ごしましょう。

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