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暑い夏にリフォームでできること「遮熱と調湿」

2022.8.3リフォームのコト

今年の夏も暑い!

今年は気温が緩やかに上がってきた印象の夏ですが、気づけば37℃の予報を見るようになりました。今年の82日には40℃以上の日を「酷暑日」、最低気温30℃以上の夜を「超熱帯夜」と日本気象協会が名づけ、日本の夏が新たな分類わけを必要とする新たな局面を迎えたことを痛感いたしました。

熱中症を回避しましょう

もはや日本の夏に欠かすことのできなくなった熱中症の予防。かかったことはなくとも、その前兆ともいえる倦怠感や筋肉の吊りなどが起こり、ヒヤッとされた方も多くいらっしゃると思います。熱中症には夏を乗り切る身体作りと対処法を知っておくことが重要です。

近年増えているのが室内での熱中症

2020年度に消防庁で行われた熱中症の発症環境の調査では、屋外(9.4%)を上回る43.4%の人が住居内で発症していたことが分かりました。またそのうち約9割がエアコンを使っていなかったことが分かっています。お風呂場や脱衣所などエアコンのない環境下で発症もありますが、多くの方が室内だからと安心しエアコンを用いていなかったことが分かります。日射のない室内でも高温多湿の日本では、体温が上がりやすく下がりにくいという厳しい条件に身体は置かれています。室内を快適に暮らす工夫が必要です。

暑さと湿度にリフォームで対応

夏の暑さを取り除くために大切なことは遮熱と除湿です。住宅に対する外気温の影響は主に窓からとされ、気温の出入りのおよそ70%は窓を通して行われます。そのため、窓の遮熱がとっても大事な要素になります。

窓を遮熱するには

窓の遮熱機能を高めるためには以下の3つがあります。

オーニングやシェードなどの外部設備の設置

オーニングやシェードは外壁やテラス下に設置するテント屋根の一種です。

オーニングやシェードの特徴は日光を遮りながら、自然の風を取り入れることが出来る点にあります。ウッドデッキやテラス上に設置することで、涼感あふれる家族スペースを生み出すことが出来ます。工期も短く最短半日で設置することが出来ます。

室外、窓の目前で太陽光をシャットアウトすることで、室内温度の上昇を防ぐことが出来ます。カーテンやスクリーンにも高い遮熱効果はありますが、窓内に太陽光が入ることで、カーテンと窓の間の空気層の温度が高まり、室温へと影響します。

関連記事:「オーニングとシェードの違いについて」
https://www.eaglekenso.com/reform/blog/220807/

カーテンやスクリーンの設置

カーテンやスクリーンはお手軽な設置で高い効果を見込むことが出来る設備です。特におすすめしたいのはハニカム構造を持ったLIXILのハニカムスクリーンです。6角形のハニカム構造内に空気層が生じることで室外からの日射熱をカットするとともに、室内温度を保つ役割があります。

二重サッシやペアガラスへの交換

3つ目に挙げるのは窓の工事です。インプラスは「イン(内に)プラス(加える)」の文字通り、内側にサッシを加えて二重窓にする工事です。ペアガラスは一枚の窓ガラスは複層構造を持つものです。

どちらも生み出される空気層が機能性の秘密。この空気層が、断熱や防音に効果を発揮します。

複層ガラスとペアガラスはどちらも以下のようなメリットがあります。

・断熱効果
・防音効果
・結露防止
・防犯効果

空気層によって生まれる断熱効果はそのまま結露防止にもつながります。また、窓が二重となるのでガラスを破る時間が多くかかります。そのため、空き巣の侵入対象から外れやすくなります。

「除湿」で空気を変える

次に大切なのは空気を除湿し、快適な空間にすることです。湿度が高いと発汗などの体温調整が滞るため、身体から暑さを逃がすことが難しくなります。ここでは調湿機能を持った3つの建材によるリフォームを紹介いたします。

漆喰

当ブログで取り上げることの多い漆喰ですが、これは体感していただくと本当に快適であることがはっきりとわかります。漆喰の部屋ではエアコンの温度が28℃設定、弱風でも涼しく感じることが出来ます。

関連記事:「漆喰を選ぶなら無添加漆喰」
https://www.eaglekenso.com/reform/blog/220729/

エコカラット

エコカラットは壁面に貼るタイル材です。調湿効果や消臭効果を持つ上に多くのデザインパターンがあるため、空気も見栄えもキラッと素敵な空間を作ることが出来ます。

調湿クロス

室内建材として壁や天井と一般的に用いられている壁紙にも調湿が出来るものがあります。株式会社サンゲツからは、3つの機能に分かれた調湿タイプのクロスが出ています。

まず一つ目が「吸放湿壁紙」です。こちらは壁紙に、紙おむつなどに用いられる吸水せポリマーが配合されており、その働きによって湿気を吸収します。また、空気中が乾燥時には湿気を放出することで快適な空間を生み出します。結露やカビの発生低減にも効果的なので、リビングだけでなく、トイレや洗面室などの湿気が発生しやすい空間にもおすすめです。

次に「通気性壁紙」という家の中の湿気を壁を通して排出するものです。透湿性の高い壁紙が下地を通して室外へ湿気を排出します。機能性石膏ボードと組み合わせることでより効果的に用いることが出来ます。

最後に紹介するのは「珪藻土壁紙」です。日本では古くから壁材に利用されてきた珪藻土を壁紙と組み合わせたものです。夏は湿気を吸い、冬は湿気を放出します。

まとめ

今回のブログでは暑い夏を乗り切るために「遮熱」と「調湿」に着目してリフォーム工事を紹介いたしました。大切なことはどの段階で日差しを遮断するかということと湿度を調整する壁材を選ぶことです。商材や建材の中には簡単に設置できるものがあるので、熱中症に負けないようにすぐできる対策をとってみてください。少しでも涼しく過ごすことが出来ると、食事や睡眠の質も高まり、より健康的な日々を過ごすことが出来るようになります。お体にはお気を付けて、この夏をお過ごしください。

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